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結露防止シート G-ブレス よくあるご質問

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結露防止シート『G-ブレス』に関して、よくお問い合わせ頂く内容をご紹介しています。

  1. ご購入について (代理店、見積、価格、納期、サイズ・・・)
  2. 特性について (吸放湿の仕組み、シリカゲルとの違い・・・)
  3. 使用方法について (裏表、枚数算出、設置方法・・・)
  4. 結露発生原因について (防水箱内の結露、エアーベント・・・)
  5. 保管方法について (保管上の注意)


1. ご購入について

Q1-1 : どこから購入できますか? 見積、価格、納期を知りたいのですが?
A1-1 G-ブレスは代理店からの購入となります。
国内:ご購入についてのページに代理店一覧を掲載しています。
海外:弊社から代理店をご紹介しますので、個別にお問い合わせください。
※ 見積、価格、納期についても代理店からの回答になります。

ご購入について(国内販売代理店一覧)

Q1-2 : カタログにないサイズも対応可能ですか?
A1-2 カタログに記載されている L、M、はがき、名刺 以外のサイズについては、お問い合わせください。
→ カタログでサイズを確認する(PDF 656.2 KB)
規格外サイズについて相談する

2. 特性について

Q2-1 : なぜ吸放湿するのですか?
A2-1 G-ブレスは、周囲の水蒸気量とG-ブレス自身の水分量を、平衡状態にしようとする性質があります。周囲の湿度が上がる(水蒸気量増)とG-ブレスは吸湿し湿度上昇を抑えます。
逆に周囲の湿度が下がる(水蒸気量減)とG-ブレスは吸湿した水蒸気を空気中へ放湿し湿度の降下を抑えます。その結果湿度の上下変動が小さくなります。
なお、グラフはイメージであり保証値ではありません。
グラフ:G-ブレス導入前に比べ導入後のほうが湿度の上下変動が小さい
Q2-2 : シリカゲルA型(放湿はしません)と比べて吸湿しますか?
A2-2 G-ブレスは、シリカゲルA型より吸湿できます。
シリカゲルA型には微細な孔が有り、空気中の水蒸気を吸湿する構造で、吸湿量は自重の30~40%しか吸湿はできません。G-ブレスは自重の約160%吸湿できます。
なお、吸湿量は保証値ではありません。
Q2-3 : シリカゲルB型(吸放湿します)等、他の吸放湿材との違いは?
A2-3 ・ G-ブレスはシリカゲルB型よりも電子機器の故障リスクが高くなる高湿度での吸湿率が高く、機器内が高湿度になることを抑制できます。
・ G-ブレスはシリカゲルB型よりも放湿性が高く吸湿性を回復しやすいため、天日干しや高温での放湿等乾燥させる必要はありません。
なお、吸湿率は保証値ではありません。
グラフ:G-ブレストシリカゲルB型 湿度ごとの吸湿率
Q2-4 : 0℃で凍り、使えなくなりますか?
A2-4 G-ブレスは0℃で凍りません。
-30℃の環境下に放置し、その後常温に戻しても吸放湿性能に大きな変化はありません。
なお、任意のサンプルの評価結果であり、お客様環境にて評価判断をお願いします。
Q2-5 : 長期間交換無しで使用できる根拠はなんですか?
A2-5 G-ブレスはインフラ会社様にて独自に10年相当の加速劣化試験を実施後も、吸放湿特性を維持していることを確認しました。
また、導入後約10年経過した製品を回収し評価した結果、初期の吸放湿特性を維持していることを確認しました。
なお、使用可能期間は環境条件によって変わるため保証値ではありません。設備構造や常に高湿度など環境条件によっては交換が必要となる場合があります。
Q2-6: 吸湿時サイズは大きくなりますか?
A2-6 G-ブレスは吸湿しても、縦横サイズはほぼ変化はありませんが、厚みが約2倍程度になる場合があります。
Q2-7 : 難燃性のものはありますか?
A2-7 G-ブレスは難燃性への対応も一部可能ですので、お問い合わせください。
カタログ品はUL94V0規格ではありません。
難燃性対応について相談する
Q2-8 : 効果を確認する方法はありますか?
A2-8 G-ブレスの効果を確認したい機器を実設置場所に設置し、機器内に温度・湿度ロガーを設置し、G-ブレス取付有無による機器内の温度・湿度の差異を確認してください。
また恒温槽を用いた模擬環境でも効果確認可能です。
G-ブレス有りが、無しよりも湿度の変動が少ない結果となれば、G-ブレス効果が発揮されています。
Q2-9 : 使用温度範囲は?
A2-9 G-ブレスは-30℃~70℃の温度サイクル試験後に、吸湿放湿の評価をし初期状態と変化ないことが確認できております。なお、任意のサンプルの評価結果であり、お客様環境にて評価判断をお願いします。
Q2-10 : G-ブレスを増やせば増やすほど湿度は下がりますか?
A2-10 G-ブレスを増やすことで湿度の上下変動幅が小さくなります。調湿材なので乾燥材と違い湿度を10%以下へ下げたい場合は除湿器や乾燥剤等になります。
Q2-11 : 絶縁材ですか?
A2-11 G-ブレス外装材は絶縁材です。
Q2-12 : 環境にやさしい材料でできていますか?
A2-12 G-ブレスは、RoHS指令適合、NTTグリーン調達を満足しています。
RoHS適合製品情報請求フォームよりお申込みの後、ご登録いただいたメールアドレス宛てに「RoHS適合製品情報ダウンロード」メールを送信します。
Q2-13 : 水をかけると膨張しますか?
A2-13 G-ブレスは、水滴は通さず、水蒸気のみを吸放湿する構造になっています。他社製品と異なり直接水がかかっても急激に製品が膨張したり、破裂したりしないよう安全設計になっています。ただし、水没や恒久的に水がかかる環境には設置しないでください。
Q2-14 : 吸湿した水分は、にじみ出て来ますか?
A2-14 G- ブレスが吸湿した水分は、製品を加圧しても水がにじみ出ることはありません。
Q2-15 : 吸湿すると発熱しますか?
A2-15 G-ブレスは発熱しません。

3. 使用方法について

Q3-1 : 裏表はありますか?
A3-1 G-ブレスに裏表はありません。
Q3-2 : 設置枚数の算出の方法はありますか?
A3-2 G-ブレスのカタログ記載容積値は、密閉空間における気温0~30℃時の飽和水蒸気量から算出した目安です。
実使用環境の最高最低温度・湿度が判れば、まずは容積見合いのG-ブレス設置枚数の目安を算出できますので、販売代理店、または、お問い合わせフォームよりご相談ください。
目安を基にお客様にて実環境または実環境を想定した評価試験にて、サイズ・枚数を決定します。
実際のご使用環境により、防水構造でも空気(水蒸気含む)の流出入は発生しG-ブレスの設置枚数の増減はあります。
設置枚数について相談する
Q3-3 : Lサイズを設置するスペースがないときは?
A3-3 G-ブレスの設置枚数をLサイズ1枚と算出した場合、はがきサイズ16枚に分けて設置することも可能です。
Q3-4 : 設置方法は?
A3-4 G-ブレスは通常両面テープ、マジックテープ等をお客様で用意していただき、機器内壁面等に設置します。
機器の隙間にG-ブレスを曲げて設置することも可能です。
両面テープ等は貼り付け面の材料や設置環境に適したものをお客様にて選定願います。
お客様にて、機器内にG-ブレス設置用の通気性ポケット等を独自設計されることもあります。
Q3-5 : 重ねて使用できますか?
A3-5 G-ブレスは重ねて使用できます。
Q3-6 : 適合する機器はどのようなものですか?
A3-6 G-ブレスの適用環境は、密閉された空間内を想定しています。
Q3-7 : 該当機器に隙間や空孔があります。注意事項はありますか?
A3-7 G-ブレスは密閉された空間内で効果が発揮されますので、できる限り隙間や空孔を塞いでください。
隙間や空孔があると空気の出入りが生じ、設計容積以上の湿気を吸湿することになります。また雨水や雪の侵入も、常に湿度が高い環境となってしまう可能性があります。

<提案>
①隙間や空孔をできる限りコーキング材等で封止してください。
②熱対策として空孔の封止が難しい場合、結露対策したい部分をのみを水滴が侵入しない構造に改良し、その部分にG-ブレスを入れて対策するケースもあります。
※ 空孔封止などの対策については、お客様にて設備機器への影響がないこと確認のうえ実施ください。
Q3-8 : カットして使用できますか?
A3-8 G-ブレスはカットして使用することはできません。

4. 結露発生原因について

Q4-1 : 防水規格であるIP◯◯(例:IP67)の防水構造の製品に結露が発生しました。
防水構造の製品でも結露は発生するのでしょうか?
A4-1 防水構造であっても内部の空気が冷えることで、湿度は上昇し、露点温度を下回れば結露します。
Q4-2 : 機器内部の結露対策としてエアーベントを付けましたが、結露しました。原因は何でしょうか?
A4-2 外部温度が上昇すると、機器内部の空気も暖められて膨張します。この時内部の空気を外部へ排出するため換気ができます。しかし、逆に冷えることで内部空気は収縮します。
収縮時、機器内部に負圧が働き外部空気が侵入します。外部湿度が高い場合は、高い湿度の空気が侵入することとなり、その空気が冷やされると結露になります。

5. 保管方法について

Q5-1 : 保管する際の注意点はありますか?
A5-1 G-ブレスを保管する際は、直射日光の当たらない屋内の涼しい環境にてチャック付ビニール袋を開封せず保管して下さい。

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