KTN可変焦点レンズは、KTN結晶への電圧を制御することで焦点距離をマイクロ秒で変更することができる、世界最速のレンズです。
これは、従来の可変焦点レンズの100倍の速さです。
*上の顕微鏡写真はC. elegansの二光子画像です。東北大学の中井淳一教授と安藤玄行恵子博士のご厚意により、提供していただきました。 すべてのニューロンにおいて、GFPが発現されました。 2枚の顕微鏡画像は、それぞれ異なる撮像深度で撮影されたものです。
KTN可変焦点レンズ 焦点調節の仕組みと性能
概念図
焦点距離シフト性能
KTN可変焦点レンズは凸レンズとして働き、供給電圧の2乗に比例して焦点距離が変化します。 実用的な誘電率を使用したレンズパワーの標準的な結果は、1 kV を印加した場合に1.0 m-1 です。※
※ 引用元: APPLIED OPTICS Vol. 51, No. 10 1 April 2012、APEX-4-022501.
電圧と焦点移動距離Δfの関係
時間応答
応用例
3D顕微鏡装置
適用事例
- 生物顕微鏡
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例: ナノメートルレベルの分解能の3D生細胞分析をサポート
- Klaus C. Gwosch, Jasmin K. Pape, Francisco Balzarotti, Philipp Hoess, Jan Ellenberg, Jonas Ries and Stefan W. Hell “MINFLUX nanoscopy delivers 3D multicolor nanometer resolution in cells”, Nature Methods, volume 17, 217–224, 2020.
- Jasmin K. Pape, Till Stephan, Francisco Balzarotti, Rebecca Büchner, Felix Lange, Dietmar Riedel, Stefan Jakobs and Stefan W. Hell, “Multicolor 3D MINFLUX nanoscopy of mitochondrial MICOS proteins”, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, published August 11, 2020.
- KTNスキャナーと合わせた3D測定
仕様
レンズパワー | 0 - 0.5m-1 |
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駆動周波数 | DC - 10kHz |
波長 | 488 - 3500nm |
出射ビーム径 | 3 mmφ |
寸法 | 97 x 85 x 32 mm |
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