解決のポイント |
1 全国のNTTインフラ設備で湿気・結露が原因の故障を防止するために導入されている信頼できる対策手段 2 導入コストはシリカゲルより高いが、1年以上の利用期間で逆転し安価に 3 薄く、軽く、曲げられるため既存の設備内の隙間に設置できる |
解決
NTTのインフラ設備の故障率低減と |
メガソーラービジネス関係者向けの交流会に参加したS氏は、参加者と結露対策についての情報交換を行いました。そして、NTT設備で同様な問題がありこれらを解決した対策品がある事を知ったのです。シリカゲルをはじめとする一般的な除湿剤は、水分を吸収するにつれて性能が低下してしまいます。これに対し、対策品は吸湿・放湿機能に優れ、湿度上昇時に吸湿し、逆に湿度が下がると吸湿した水分を空気中に戻します。そのため吸湿機能が回復し長期的に効果を維持できるとのことでした。S氏は興味を持ち、対策品を取り扱うNTTアドバンステクノロジに問い合わせることに。
そして、担当者から説明を受ける中でNTTの設備では10年交換せずに使用されている実績があることも知り、導入の検討を進めたいと考えました。更に対策品をNTT以外の設備でも使用できるように改良されている結露防止シート「G-ブレス」という商品でNTT以外のインフラ企業や設備機器メーカからの問合せや導入実績も増えてきていることを知った。
コストも使用開始から1年間でシリカゲルより安価に |
費用感についても導入コストこそシリカゲルより高価であるものの、3カ月ごとの交換対応が不要になるため使用開始1年後で逆転するという試算になりました。G-ブレスに大きな期待を抱いたS氏は、まずは効果を検証すべく、設備の一部に導入しました。そして、期待通りの効果が得られることを確認し本格導入を決めました。
- 同型の装置の一方にのみG-ブレスを導入しました。G-ブレスを使用していない装置内の湿度は、昼夜で激しく変化していることがわかります。
- グラフ上部の黄色の領域は湿度80%以上の高湿度環境を示しています。このような高湿度環境では、結露による電子部品の故障リスクが増加します。
- 一方、G-ブレスを取り付けている装置内の湿度は、一定の範囲内の湿度を維持しています。G-ブレスが上下する湿度を吸放湿しているからです。
「G-ブレスは『こんなものがあればいいのに…』と思っていた製品そのものです。交換の手間とコストを抑えて結露対策ができました。今後の設計・提案にも取り入れていく予定です」(S氏)
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