携帯電話・スマートフォン等の電波防護指針への適合性評価(SAR 評価)の ファントム(模擬人体)や人体近傍で使用される送受信アンテナの放射特性の評価や開発に用いることができる液体です。携帯電話、スマートフォン、アマチュア無線、無線LAN、Bluetooth等でのSAR評価に適しています。
ブロードバンド対応 SAR評価液剤
これ1本でプロードバンドの評価が可能です。 [特許 第6060295号]
周波数毎の液剤交換の手間が省け、作業効率の向上およびコストダウンが図れます。 また、複数の周波数を同時に測定する場合にも対応可能です。
仕様(ブロードバンド対応製品)
製品 | BB-0700-6000-H | TypeA | TypeB |
---|---|---|---|
適用周波数 | 700M ~ 6G [Hz] |
700M ~ 1.8G [Hz] 、 2.2G~2.7G [Hz] |
3.5G~6G [Hz] |
規格値との偏差※1 | 10%以内 | 5%以内 | 5%以内 |
におい | 微弱 | ||
適応温度 | 19~25[℃] (推奨:23 ℃) | ||
内容量 | 10L | ||
容器 | ポリエチレン製、 290×250×175 [mm] | ||
対応規格 |
IEC 62209 01
IEEE STD 1528
FCC OET BULLETIN 65
ARIB STB T56
|
||
価格※2 | 各210,000 円(税別) |
※2 :価格および仕様内容は予告なく変更することがあります。
ナローバンド対応 SAR評価液剤
携帯電話、スマートフォン、アマチュア無線、無線LAN など、さまざまな無線端末の頭部、および胴体部のSAR評価に適用可能です。 [特許 第3917151号]733MHz~5.8GHzまでの幅広い周波数に対応する製品をラインナップしております。 また、左記の周波数帯域において、特注対応可能です。詳細はお問い合わせください。
水分の蒸発により変化した電気定数は、脱イオン水の追加のみで簡単に復元できます。
ラインナップ
適用周波数 [MHz] |
頭部等価液剤 型番
|
胴体等価液剤 型番
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733
|
HT0733
|
- |
835 |
HT0835
|
BT0835F |
900 | HT0900 | - |
915 |
HT0915
|
BT0915F |
1450 |
HT1450
|
- |
1624 |
HT1624
|
- |
1767.5 |
HT1767
|
- |
1950
|
HT1950
|
- |
2018
|
HT2018
|
- |
2600 |
HT2600
|
- |
2450 | HT2450 | - |
3000 | - | BT3000F |
3500 | HT3500 | - |
5200 | HT5200 | - |
仕様(ナローバンド対応製品)
製品 | HT(頭部等価液剤) |
BT-F (胴体等価液剤)
|
---|---|---|
規格値との偏差※1 |
±3%以内
|
|
におい | 微弱 | |
適応温度※2 | 19~25[℃] (推奨:23 ℃) | |
内容量 | 8L | |
容器 | ポリエチレン製、 290×250×175 [mm] | |
対応規格 |
IEC 62209 01
IEEE STD 1528
ARIB STB T56
|
FCC OET BULLETIN 65
|
価格※3 | 各 76,300円 (税別) |
※1 : 適用周波数の偏差の評価にはSPEAG社のDAK3.5 を用いています。
※2 : 一部製品を除きます。
※3 : 価格および仕様内容は予告なく変更することがあります。
利用事例
- 携帯電話のSAR評価(IEC 62209-01、IEEE STD 1528、ARIB STD T56、FCC OET BULLETIN 65等の規格に対応)
- 人体近傍で使用される送受信アンテナの開発、放射特性の評価
共通特徴(ブロードバンド対応製品、ナローバンド対応製品)
-
主原料が界面活性剤で有機溶剤を使用していないため、有機溶剤健康診断が不要で、家庭用洗剤のように取り扱えます。
(※ただし、手荒れなどの原因となることがありますので、取り扱いの際は保護具を着用してください。) - においが少なく、透明度も高いため、取り扱いやすい液剤です。
- 液温19~25[℃] (推奨:23 ℃)で測定に使用可能です。(※一部製品を除く)
- 原料に雑菌の繁殖を抑える効果があり、カビなどによる液剤の劣化を防ぐことができます。
- FRPやアクリルに影響をおよぼしません。(※ポリプロピレン(PP)系は、硬化する恐れがあります。)
- 電気定数の調整は、脱イオン水で行えます。(※調整後、液剤の電気定数が安定するまで、半日程度を要することがあります。液剤の調整後は、よく撹拌した上、評価開始まで半日程度お待ち頂くことをお勧めします。)
お問い合わせ
本製品に関するご質問やSDSのご依頼は右のボタンからお申し込みください。また、お客様の適合性試験に合わせた液剤の選択などのお悩みにつきましても、お気軽にお問い合わせください。