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KT(KTaO3)結晶

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KT結晶の加工例

KT結晶の加工例(プレート加工)

 

概要

KT(KTaO3)結晶とは、カリウム(K)、タンタル(Ta)と酸素(O)からなる透明な酸化物結晶で、 立方晶という結晶構造を持ち、365 nm~4000 nmの範囲において光学的な異方性をもたない透明な結晶です。
特に可視領域における屈折率が2.2以上ある高屈折率な光学結晶で、熱や水に対しても安定という特徴を持っています。
 

特徴

  • 化学的に安定な透明酸化物結晶
  • 365 nm付近から 4000 nmまで透明で複屈折のない酸化物結晶
  • 高い屈折率(nd=2.24257)
KT結晶の構造(立方晶)
KT結晶の構造(立方晶)

 

応用

  • 高い屈折率と透明性を生かしたレンズの材料として
  • 次世代DVD用SIL材料として(参考文献)
  • 高い透過性と高い光損傷閾値を生かしたレーザ(例えばEr:YAGなど)用光学部品材料として
  • 顕微鏡用のNAIL(Numerical Aperture Increasing Lens)として

 

KT結晶加工例

ご希望のボールレンズ、SIL、板への加工などございましたら、お問合せください。

KT結晶の加工例

ボールレンズ、プレート、固体浸レンズ

 

KT結晶の特性

屈折率波長分散
屈折率波長分散

内部透過率波長分散

内部透過率波長分散

 

Material Properties

Refractive Index
nd = 2.24257 (@ 28 ℃)


Linear Coefficient of Thermal Expansion
-30 centigrade to +20 centigrade : 6.3 x 10-6 / ℃
+20 centigrade to +70 centigrade : 6.7 x 10-6 / ℃


Abbe's Number
d = 17.3 (@ 28 ℃)


Wide optical window
365 nm to 4000 nm


Good machinability
Weak cleavage habit : no chipping


*本ホームページに記載の内容は、製品の改良に伴い予告なしに変更する場合があります。

 

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