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光コネクタ研磨機 ATP-3200

多心コネクタ研磨に最適

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光コネクタ研磨機ATP-3200は規格品の光コネクタはもちろん、開発品の試作研磨から多品種少量生産、大量生産まで対応し、高い研磨直行率とメンテナンス性を備えています。
光コネクタ研磨機 ATP-3200外観写真
ATP-3200の外観
2021年10月15日 
光コネクタ研磨機「ATP-2200」及び「SCP-241」の本体交換部品販売と修理等サービスの終了のお知らせ
2019年2月15日 
ご愛用いただいております下記商品について、販売を終了いたしましたのでご案内申し上げます。 ATP-3000研磨機 販売終了のお知らせ
2018年7月5日 
LCコネクタ最大96端子の研磨が可能に 新型光コネクタ研磨機『ATP-3200』を販売開始
~独立加圧式の利点はそのままに、メンテナンス性が向上~

特徴

高い研磨直行率

独創の研磨軌跡により、高い研磨直行率(歩留まり)を実現します。

従来の自転公転式研磨機では、同時に研磨される全てのコネクタが研磨フィルムの同じ場所を通過使用するため、端面不良を起こす他工程の砥粒や異物が僅かでも存在すると、過半数、あるいは全部のコネクタの端面品質が影響を受けてしまいました。ATPシリーズの研磨機では、研磨軌跡が隣接コネクタとしか重ならないので、万一異物が存在しても、他のコネクタには影響しません。この独創の研磨軌跡機構により、コネクタの端面外観品質において、従来に無い高い研磨直行率を実現します。

さらにATP-3200では、この研磨軌跡をPC接続で調整できるため、特殊な研磨においても、研磨の対象と仕様に応じた最適化を図ることが可能です。

独創の研磨軌跡により、高い研磨直行率(歩留まり)を実現します。

低コスト

研磨フィルムを丸ではなく、四角い形状で裁断し、従来の回転主体の研磨軌跡に加え、直線主体の研磨を可能にすることで、無駄になってしまう部分を最小限にしています。

粗ダイヤ研磨工程が不要
更に、SCなど単心コネクタの研磨治具では、独立加圧方式*1により、コネクタやフェルールのバラつきを整えるための粗ダイヤ研磨工程が不要です。このため、単心コネクタの低反射PC研磨は、①接着剤除去、②微細ダイヤ、③ADSシリカ仕上げの僅か3工程で完了します。

低コスト・高品質研磨(55dB以上)を同時に実現
仕上げ研磨フィルムADSシリーズ*2と合わせて使用することで、低コストと高い研磨品質の両立を実現できます。仕上げフィルムは従来機の2倍以上の回数を使用できるようになりました。もちろん、高性能研磨(55dB以上)を満たしています。
LC Duplexなどの2連コネクタ*3においても単心コネクタと同様に、従来機の2倍以上の使用回数と性能の両方を達成します。
  LC Duplex搭載数 ADS-NEXT 使用回数
ATP-3200 48組(96端子) 60回
従来研磨機 26組(52端子) 最大30回
従来廉価研磨機 36組(72端子) 最大10回
※弊社内での検証例で、回数を保証するものではありません。

高性能研磨(55dB以上)を両立

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仕上げ研磨のフィルム寿命(ADS-NEXT)と、反射減衰量(LC Duplex 48組(=96端子))

*1: 一般的な光コネクタ研磨機は研磨するコネクタをまとめて固定する一括加圧方式で、1番多く削る必要があるコネクタに合わせて研磨すると、他のコネクタは削りすぎてしまいます。NTT-ATの光コネクタ研磨機は独立加圧方式を採用しており、コネクタ一個ごとに個別に加圧されるので、それぞれのコネクタの適切な研磨量で完了し、削りすぎを防ぐ仕組みとなります。
*2: 世界中の光コネクタ製造現場で高く評価されている研磨フィルムで、2008年の発売から、出荷累計1億枚を突破しています。
*3: 他の2連コネクタも、LC Duplexと同様、高性能・低コスト研磨が可能です。

簡単操作でスキルレス

単心コネクタ研磨の場合 研磨治具へコネクタを挿入し、加圧機構を一括ロック!コツやワザは不要です。
多心コネクタ研磨の場合 2方向から固定するため、誰でも研磨面が傾くことなく研磨できます。
ファイバアレイ、PLC研磨の場合 中子構造による安定取り付けで、安定した研磨品質を達成します。

また、ファイバアレイやPLCの研磨に特殊な追加装置は不要です。扱い易い研磨フィルムで、コネクタと同様、簡単に研磨できます。更に、殆どの研磨フィルムはコネクタ用と共通なので、ファイバアレイとコネクタを、同じ研磨ラインで流すことが可能となりました。

プログラム機能

工程ミスを未然に防止

SC/PCコネクタやMT-24MMコネクタなど、研磨対象毎に予め各研磨工程の時間や速度、研磨軌跡のストロークを設定しておけるので、研磨作業者が都度設定する必要がなく、工程ミスを未然に防ぐことができます。

集中制御にも対応可能
パソコン(RS-232C/USB)接続では、工程プログラムの書込みや、研磨軌跡の調整に加えてリモート操作が可能です。これにより、研磨機を連結してのライン自動化など、生産工程の発展に伴う集中制御にも対応可能です。

MPOも、コアディップのない高性能な研磨を実現

コアディップは反射減衰量に影響を与えます。コアディップを無くすことが研磨性能改善のポイントです。
コアディップが生じてしまった研磨例
コアディップが生じてしまった研磨例
ATP-3200研磨機と仕上げ研磨フィルムADS-MPOを組み合わせて使えば、シングルモード・マルチモードを問わず、コアディップの無い、低反射で高性能なMPO研磨を実現できます。
OS2を含むOSシリーズ、OM5を含むOMシリーズ、SMF-28、GI50、GI62.5など、多くの光ファイバーに対応します。

コアディップの無い研磨例

コアディップなしの研磨例
OS2-APCの研磨例
コアディップなしの研磨例
OM5-PCの研磨例

仕様および研磨例

仕様

  ATP-3200
外形寸法 370W x 430D x 300H(mm)
重量 約25Kg
電源 AC 100 to 240V
消費電力 240W
※製品の外観及び仕様は予告なく変更することがあります。

研磨例(ATP-3200)

研磨本数(最大)    96本 LC-Duplex
48本 SC Ferrule,
LC Ferrule, MU Ferrule, 簡易MU Ferrule
SC/PC Plug, SC/APC Plug,
FC/PC Plug, FC/APC Plug, LC/PC Plug,
LC/APC Plug, MU/PC Plug
MT, MPO, MT-RJ Ferrule, Fiber-Array(1-32ch)
6~22本 Fiber-Array(サイズより取付本数が異なる)
工程数(推奨)  3工程 SC,FC,MU,LU(PC、 APC)
4工程 MT, MPO & MT-RJ, Fiber-Array

研磨特性

単心PC研磨の場合

曲率半径(mm) 凸球面偏心(μm) ファイバ引込(μm)
10-25 <50 <0.05


多心平面研磨の場合

種類 RX(mm) RY(mm) 角度(度)
MT (0° ) >2000 >5 0±0.2
MT (8° ) >2000 >5 8±0.2

 

治具一覧

単心用

治具名 取付本数 対応コネクタ 型式
単心ジグ
独立加圧式プラグ/フェルール兼用
24 フェルール SC, FC ATP-3200-AZ0001
LC, MU ATP-3200-AZ0005
プラグ SC ATP-3200-AZ0007
SC/APCコニカル ATP-3200-AZ0009
FC ATP-3200-AZ0002
FC/APCコニカル ATP-3200-AZ0010
LC ATP-3200-AZ0006
LC/APCコニカル ATP-3200-AZ0008
48 LC-Duplex ATP-3200-AZ0018

多心用

治具名 最大取付本数 対応コネクタ 型式
多心ジグ
独立加圧式フェルール用
24 フェルール MT(0°) ATP-3200-AZ0003
MT(8°) ATP-3200-AZ0013
MT-RJ(0°) ATP-3200-AZ0012
上記の他にも対応コネクタを多数ご用意しておりますので、お問い合わせください。

関連情報

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研磨機の使用方法を動画
(英文/08分12秒)にてご紹介
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各種研磨フィルムを
そろえております
 
 
 
 

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