小型加速器中性子源を用いたITU-T国際標準規格に提案中の試験方法に基づくソフトエラー耐力試験をご提供
※ 右記以外をご希望の方はご相談ください。
2016年12月19日(月)
宇宙線に起因する電子機器の誤動作「ソフトエラー」を再現させる「ソフトエラー試験サービス」を開始
宇宙線に起因する電子機器の誤動作「ソフトエラー」を再現させる「ソフトエラー試験サービス」を開始
ソフトエラーによる故障対策・試験が必要な高性能の情報通信機器
インターネット等の高速通信ネットワークに用いられる高機能、高性能の情報通信装置は小型化や省電力化が強く求められており、半導体デバイスの更なる高集積化が進んでおります。しかし、半導体デバイスの高集積化に伴い、宇宙線由来の中性子線が引き起こすソフトエラーへの対処が産業界全体の課題になっています。弊社が提供するソフトエラー試験では、被試験装置に中性子を照射し、発生するエラーを測定および判定することで、実環境でのソフトエラー耐力を明らかにするサービスを提供します。 この試験により、故障が社会に重大な影響を与える電子機器や情報通信装置、サーバー装置などに対して、ソフトエラーによる不具合や故障発生率を予測することが可能となります。
これからの社会では、重要装置等はソフトエラーの発生を前提とした対処方法の構築が必要となり、信頼性向上にはソフトエラーの発生をリスクとして捉えた対応が求められます。特徴
弊社提供のソフトエラー試験サービスの実施により、故障やエラーが社会に重大な影響を与える電子機器や情報通信装置、サーバー装置など、ソフトエラーを原因とする故障の発生率を予測することが可能となります。また、LSIやICの設計段階での試験では、ソフトエラーの発生箇所を発見することが可能となり、早期にお客様にて対策を講じることが可能となります。試験の実施方法と判定基準は、ITU-T SG5で策定中のK.soft_testに基づいて実施します。従って、国際的な標準方法に準じた試験を行うことが可能です。
試験内容
小型加速器から被試験装置に低レベルから中性子を照射し、エラーが発生することを確認します。さらに、調整した試験レベルで故障発生率を評価して、対策の有無による効果を確認します。仕様および詳細
照射可能な被試験装置のサイズ | 50cm×50cm程度 |
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被試験装置への供給電源設備※ | AC100V/20A、AC200V/20A |
陽子加速器(サイクロトロン) | CYPRIS 370、 住友重機械工業製 |
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加速エネルギー | 18MeV |
加速ビーム電流 | 5μA(自然界の2.5億倍まで加速試験可能) |
〒799-1393 愛媛県西条市今在家1501番地 住重アテックス株式会社内の設備を使用 https://www.shi-atex.com/company/access.php |
お問い合わせ先
環境ビジネスユニット EMCセンタ(フォームよりお問い合わせください)
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